ダックスフンドの姿を見て、「あ、この犬○○という漫画に出てきていた」とか、
「あの芸能人が連れてた」という、そんな印象を抱きませんか?
ダックスフンドはJKC(ジャパンケネルクラブ)の登録犬種数をみても、
1999年から2007年まで第一位を走り続けたという驚異的な記録を持つ犬です。
このデータを見てもダックスフンドのポピュラーな人気がわかりますよね。
日本人の心をここまでとらえたダックスフンドの魅力ってなんでしょうか?
ダックスフンドは色のバリエーションが非常に豊富です。
これは人気が高い一つの理由になるでしょうか。
性質は明朗で、活発。そして人の言葉もよく理解する利発さ。
飼い主の愛情を求める甘えん坊でもありますが、
家族と常に共に活動することを望み、飼い主と一体となった生活を望む犬です。
元々、狩猟犬だったルーツを持つダックスフンド。
状況判断能力に優れ、愛玩犬としての犬でなく、
番犬としての役割も十分果たしてくれます。
身体の大きさや、外見のあの大きな瞳の可愛い姿からは考えられないほど勇敢。
でも飼い主には忠実で人への攻撃性などは低いので、小さなお子様が居ても飼える、
大変親しみ易いというのも魅力の一つでしょう。
しかし何よりも、ダックスフンドを飼っている
飼い主さんからよく聞かれる感想がありますが、
「短い足で動き回ってる姿が微笑ましくて癒される」という言葉です。
その姿だけで、人を癒す力を持っている…というのが
実は、ダックスフンドの一番の魅力かもしれません。
では、ダックスフンドについての性格や歴史、飼い方などをご紹介していきましょう。
ダックスフンド
ポメラニアン
ヨークシャーテリア
柴犬
フレンチブルドッグ
ダックスフンドは飼い主との関係を重んじることから忠実で、従順です。
犬の性質である、家族を「群れ」とみなし、
飼い主を「リーダー」とみる性質をより強く有している犬とも言えるでしょう。
それゆえに、頼れるリーダーと自分が群れの一員であるという関係をしっかり築けば、
ダックスフンドとは良きパートナーとしての円満な生活が送れます。
元が狩猟犬の気質も強く残していますので、縄張り意識もあり、
縄張りを守ろうという神経を細かく配る性格もあります。
できれば飼い主さんはダックスフンドの行動範囲を狭め、
リーダーの管理範囲だという事を教えてやれば
犬も神経質にならずに落ち着いて暮らす事ができるでしょう。
また、警戒心も強いので、無駄吠えをする場合があります。
飼い主がちゃんと安心をさせてやれば落ち着きます。
ダックスフンドは好奇心が旺盛で、遊び上手なので
飼い主さんも一緒になって遊ぶことができる、楽しい犬でもあります。
また、狩猟犬らしい状況判断や敏感さは感情のキャッチにも優れているようで、
飼い主の感情を理解したりするような態度を取るというお話もよくみかけます。
他の犬との兼ね合いもうまくいく犬種で、多頭飼いもできます。
時には大型犬も抑えて、その家で犬同士のボスにおさまったり意外性のある犬です。
勇敢で活発な上に吼え声も大きいので迫力では負けていません。
また、一般的な性格は上記の通りですが、
ダックスフンドにはそのサイズの種類によっても少しづつ性格が違います。
以下、種類の項目でも性格の違いをご紹介しております。
ミニチュアシュナウザー
マルチーズ
シーズー
パグ
ジャックラッセルテリア
ダックスフンドの種類の分類の一つでもでもあるサイズですが、
これは見た目の大きさというよりは胸囲の大きさで判断されます。
・スタンダード
あまり日本ではみかけませんがダックスフンドの原型だとも言われています。
重みがあり、どっしりとした外見が特徴的です。
体重9〜12kgで胸囲35cm以上が理想です。
・性格
ダックスフンド本来の狩猟犬の性格をいかんなく体現している種です。
狩猟犬としても信頼を受けれる能力を持っており、人気は高い。
落ち着きがあり、大型犬にもおとらぬ貫禄が魅力です。
血統が守られている種で自分をしっかり持っており、マイペースな部分があります。
・ミニチュアダックスフンド
国内ダックスフンドの中ではもっともポピュラーともいえる種。
体重4.5〜4.8kg、胸囲35cm
・性格
周囲を気にして、やや吼えやすい傾向がある。
基本的には社交性があり、他の犬ともうまくやれるタイプの種です。
大きさが丁度女性でも軽々持ち上げられる種なので女性の人気が高い。
・カニヘン
ダックスフンドの中でも最も小さい種です。
全犬種の中でも、一番の胴長、短足。
カニヘンとはドイツ語では「ウサギ」という意味があります。
小さい身体で優秀なハンターです。
体重3.2〜3.5kg、胸囲30cm以下
・性格
やや臆病で、音に対しても敏感に反応して吼えたりなど、
小さい頃のしつけが重要になります。
人懐っこく、飼いやすい種ではあります。
トイプードル
チワワ
コーギー
パピヨン
ボストンテリア
ダックスフンドの原産国はドイツです。
更に古く、ルーツを辿ると古代エジプトに行き着くという説もあるようですが、
壁画にダックスフンドに酷似した犬が描かれている事が根拠となっているようです。
よく、「ダックスフンド」と「ダックスフント」と
ドとトの違いがある表現をみかけますが、
これはフンドとしているのが英語読み、フントはドイツ語読みです。
ダックスフンドの名前の意味は「アナグマ犬」
この名の通り主に出発地点がアナグマを狩るための
犬としての飼われていた狩猟犬です。
アナグマはイタチ科で、そう大型の動物ではありませんが、
獰猛で農作物を荒らすやっかいな存在であり、
農夫達が狩りのために有利な方向へと改良が加えられ、
現在のスタンダードの形へと固定化が進みました。
元の姿は今よりも10〜20%程度大きかったといいます。
アナグマはその名の通り、地中に穴を掘って住んでいる動物であり、
ダックスフンドはその巣穴に入り込み、狩るために
特化した身体を改良により、得ることになりました。
更に、19世紀頃にウサギやネズミなどの小型の動物を狩るために改良された
「ミニチュア」と「カニヘン」が生まれました。
この頃のダックスフンドはスムースヘアードしか存在していませんでしたが、
その後に色々な血統との交雑が進み、バリエーションが広がりました。
愛玩犬としての地位が確立されるにつれ、
色もミニチュアに関しては爆発的に広がりました。
総色数は160色以上もあるといわれています。
ボーダーコリー
ビーグル
キャバリア
ラブラドールレトリーバー
ゴールデンレトリーバー